タイの治安は近年安定しており、旅行者にとって比較的安全です。一般的な観光地や主要都市では警察の存在や監視カメラの設置など、治安維持に積極的な取り組みが行われています。ただし、観光客が集中する場所では注意してください。
この記事では、タイの治安に関する情報をわかりやすく解説します。
【タイでトラブルに遭遇した時の連絡先】
| 連絡先 | 内容 |
| 緊急通報（警察） | 191 |
| 観光警察（外国人向け） | 1155 |
| 観光客向け国立救急医療研究所 | 1669 |
| 在タイ日本大使館 | https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
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【最新】タイ・バンコクの治安・安全に関する情報
タイの治安は一般的に安全とされています。日中であれば、女性の一人歩きでも大きな問題はありません。
しかし、大都市や観光地では盗難や詐欺行為が発生することがありますので、貴重品の管理には注意が必要です。また、夜間の一人歩きや人混みには特に警戒心を持ちましょう。また、自然災害のリスクも存在しますので、渡航前に最新の情報を確認して現地の法律や習慣を尊重することも重要です。
2025年6月現在、タイへの渡航を制限されるような事態は発生していません。しかし念のため、タイに渡航する際は外務省の海外安全ホームページを必ずチェックすることをおすすめします。
タイの危険・スポット情報（外務省）
タイで旅行者が巻き込まれやすい3つのトラブルとは？
タイで旅行者が巻き込まれやすい3つの犯罪を知っておきましょう。
1.トゥクトゥクやタクシーでの過剰請求
メーターを使わない、遠回りをする、料金を水増しするなどのトラブルが頻発しています。とくに、観光地や空港周辺では注意が必要です。対策としては、必ずメーターの使用を要求し、目的地までの概算料金を事前に調べておくことをお勧めします。また、正規のタクシー（黄色とグリーンの車体）を利用し、料金交渉は乗車前に済ませましょう。行き先は地図やメモを見せて伝えると誤解が少なくなります。
2.詐欺や置き引き
「タイ国営の宝石店」と偽り、品質の悪い宝石を高額で販売する手口が後を絶ちません。トゥクトゥクの運転手に「いい店を知っている」と案内されることも。実際には粗悪な模倣品であることが多く、帰国後に偽物と判明するケースがほとんど。観光客向けの宝石店には絶対に立ち寄らない、現地ガイドの紹介でも安易に信用しないことが重要です。
3.飲食店での過剰な請求
寺院や観光名所で、突然「写真を撮ってあげる」と声をかけられ、撮影後に法外な料金を要求されるケースが報告されています。また、動物と一緒に写真を撮るよう勧められ、撮影後に高額な料金を請求されることも。親切そうに見えても、見知らぬ人からの写真撮影の申し出には慎重に対応してください。必要がなければ、丁寧に断るのが賢明です。
タイ・バンコクの治安で注意すべき地域
これらの地域は、他の場所と比較して盗難や詐欺の発生率が高くなる傾向があります。観光中は常に周囲の人に敏感になり、安全を優先させましょう。
1.パッポン通り（バンコク）
エキサイティングでカラフルなナイトライフが広がるパッポン通り。しかし、夜の活気と共に盗難や詐欺のリスクが高まります。人混みに紛れて貴重品を盗まれないよう、特に夜は注意しましょう。
2.ウォーキングストリート（パタヤ）
夜のウォーキングストリートは明るく刺激的な場所ですが、一部の地域では盗難やトラブルの可能性が高まります。安全のために、貴重品は最小限にしてひとりではなく友人と一緒に行動することをおすすめします。
3.カオサンロード（バンコク）
バックパッカーに人気のカオサンロード。安い宿泊施設やカフェが集まる場所ですが、一部では詐欺や置き引きのリスクが存在します。深夜の危険な状況を避けるために、予算があれば他の安全なエリアでの滞在を検討しましょう。
タイで治安がよい地域
これらの地域はタイ内で治安がよく、観光客や地元の人々が安心して訪れることができる場所といわれています。
1.スクムビットエリア（バンコク）
スクムビットエリアはバンコクの中心部で、高級ホテルやモダンなショッピングモールが立ち並ぶエリアです。治安が比較的安定しており、観光客にとっても安心感のある場所です。美味しいレストランやカフェもたくさんあり、ショッピングやグルメを楽しむのにぴったりです。
2.チェンマイ市内（チェンマイ）
チェンマイはタイ北部の観光都市で、自然の美しさと文化的な魅力が広がっています。市内は比較的静かで治安も良く、美しい寺院やナイトマーケットを楽しめる安全な地域です。自転車やモーターバイクでの散策もおすすめです。
3.ビーチエリア（パタヤ）
パタヤのビーチエリアは観光客に人気のリゾート地で、美しいビーチやリゾートホテルが広がっています。治安は安定しており、海を楽しむだけでなく、ショッピングやレストランでのグルメ体験も楽しめます。ウォーキングストリートに比べると比較的安全なので、女性のひとり旅にもおすすめです。
タイ・バンコクでトラブルに遭わないための防犯対策3つ
タイで安全に旅行するための防犯対策を紹介します。
1.貴重品の管理
リや置き引き被害を防ぐため、貴重品は必ず分散して持ち歩きましょう。パスポートのコピーと現金は別々の場所に保管し、オリジナルのパスポートはホテルのセーフティボックスに預けることをお勧めします。ショルダーバッグは車道の反対側に抱え、リュックは前掛けにするなど、常に視界に入る位置で持ち歩きます。スカイトレインや観光地では、スリの標的になりやすいので要注意です。
2.明るい場所で行動する
日没後は人通りの少ない路地や暗い道は避け、明るくて人通りの多いメインストリートを歩くようにしましょう。深夜の一人歩きは危険です。タクシーを利用する場合は、必ず正規のタクシーを選び、車両番号を記録するか写真に撮っておくと安心です。高級品や派手な装飾品は控えめにし、必要最小限の現金だけを持ち歩くようにしましょう。
3.宿泊施設での防犯対策
ホテルの部屋では必ずドアチェーンをかけ、見知らぬ人のノックには安易に応じないようにしましょう。清掃スタッフが来る時も、身分証の確認を忘れずに。貴重品は必ずセーフティボックスに入れ、窓やベランダの施錠を確認します。ホテルのロビーなどの公共スペースでも、荷物から目を離さないよう気を付けましょう。
治安のよいタイ・バンコクでトラブルに遭遇した場合の連絡先
タイでトラブルに遭遇した場合に役立つ連絡先をいくつか紹介します。これらは、タイ旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。
1.日本語が通じる病院
万が一のケガをしたときは、日本語ができる病院を頼りにしましょう。以下は、日本語での対応が可能です。
バンコク病院
- Tel: +66-2310-3257
- 月〜金 午前7時〜午後8時まで
- 土・日 午前7時〜午後5時まで
バムルンラード・インターナショナル
- Tel: +66-2066-8888
- 24時間対応（英語）
サミティヴェートスクムビット病院
- Tel: +66-2022-2222
- 24時間（日本語対応可）
2.タイ日本国大使館
もしも大きなトラブルに巻き込まれた場合や旅券の紛失など、より具体的なサポートが必要な場合は、日本大使館または領事館に連絡してください。大使館や領事館は国民の安全と保護を目的としており、旅行者へのサポートも行っています。
公式サイト：在タイ日本国大使館
3.タイ観光警察（ツーリストポリス）
タイでは、主要観光地を観光客専用の警察が巡回しています。英語や日本語が話せる警察官も多いので、困った時は声をかけてみましょう。黒い制服が目印です。
- 1155（外国人用)
- 0－2668－7173（日本語対応)
タイ・バンコクの治安に関するよくある質問
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タイでの貴重品の管理方法は？
タイの街中では盗難のリスクがあるため、貴重品の管理に注意が必要です。身につける必要のない貴重品はホテルのセーフティボックスに保管しましょう。また、バッグや財布は目立たない場所にしまっておくことが大切です。人ごみに入る際は、バッグを身体の前で抱えるなどの対策を取りましょう。
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タイでスリや置き引きに遭わないための対策は？
タイでのスリや置き引きに遭わないためには、貴重品の管理に細心の注意を払うことが重要です。財布やスマートフォンなどの貴重品は前ポケットや身体に密着したバッグに入れておくことをおすすめします。
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タイでのタクシー利用時に注意すべきポイントは？
タイのタクシー利用時は、メーターを使用するように運転手に要求しましょう。交渉による料金を提示されることもありますが、メーターを使用する方が安全です。また、明確な目的地と道路名を伝えて、適切なルートで移動するように確認しましょう。
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タイの女性一人旅は安全ですか？
タイは女性旅行者でも安全な国です。一人旅でも安全ですが、人通りの多い場所を選び、夜間は明るい場所を避けるようにしましょう。また、飲み物や食べ物には十分に注意し、自己防衛のための基本的な知識を持っておくことが重要です。
そのほか、タイ旅行はこちらの記事が参考になります。
➡初めてのタイ旅行ひとり旅でも安心！おすすめスポット10選と知っておきたいルール・マナー
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