
「ベトナムって、どんな服装を準備すればいいの?」
「ベトナムは北部と南部で気温が違うって本当?」
そんな疑問を抱えていませんか。
ベトナムは南北に長く伸びているため、地域と時期によって気候は大きく異なります。「ベトナムは常夏」と思い込んで準備すると、現地で困ることになるおそれも。
そこで、この記事ではベトナムを北部・中部・南部の3つのエリアに分けて、それぞれの気候の特徴と気温、最適な服装選びのポイントを詳しく解説します。
この記事を読めば、ベトナム旅行に適切な服装が分かります。荷物の準備で迷わなくなるでしょう。
ベトナムの気候の特徴は?
北部の気候 | 四季がある。冬は15℃前後まで下がり、夏は高温多湿で7月から8月に雨が集中する |
中部の気候 | 台風の影響を受けやすい。9月から12月が雨季で、2月から8月は乾季で晴天が続く |
南部の気候 | 1年中27℃から32℃と高温。5月から10月が雨季、11月から4月が乾季の2シーズン制 |
ベトナムの気候の特徴|春(3月~5月)

ベトナムの春(3月~5月)は、地域によってその表情を大きく変えます。北部は穏やかな気候に恵まれますが、南部は本格的な暑さを迎える時期。
春のベトナム旅行を計画しているなら、各地域の特性を理解しておきましょう。
北部の気候(ハノイ、サパ、ハロン湾)
北部の春は、過ごしやすい気候が特徴です。とくに3月から4月にかけては、日中の平均気温が20℃前後と快適で、旅行に最適なシーズン。ハノイでは、この時期に白いハスの花が咲き始め、街を彩ります。
ただし、朝晩の冷え込みや小雨が降ることもあります。とくに山間部のサパでは、標高が高いこともあり、3月でも最低気温が10℃を下回る日も。体温調節ができるように、薄手の長袖や羽織るものを用意しておくと安心です。

中部の気候(ダナン、ホイアン、フエ)
中部地方は、3月から5月にかけて乾季へと移行し、晴天の日が多くなります。ダナンやホイアンでは、平均気温が25℃から30℃まで上昇、ビーチアクティビティに最適な時期を迎えます。
一方で、古都フエは内陸に位置するため、ダナンに比べて気温は高く感じます。日中の最高気温は30℃を超えることも珍しくありません。

南部の気候(ホーチミン、メコンデルタ、フーコック)
南部の春は、年間を通して続く暑さのピークを迎える時期です。3月から5月にかけては、日中の平均気温が30℃を超える日が続き、4月~5月は最高気温が35℃に達することも少なくありません。ホーチミンは、この時期がもっとも暑い季節となります。
メコンデルタやフーコック島も同様に暑く、日差しが強いのが特徴。降水量はまだ少ないですが、5月に入ると徐々に雨季の兆候が見られ、午後に短時間のスコールが降ることもあります。こまめな水分補給と紫外線対策を徹底してください。

ベトナムの気候の特徴|夏(6月~8月)

ベトナムの夏(6月~8月)は、雨季と乾季の地域差が顕著になる時期です。南部では本格的な雨季を迎え、北部は高温多湿、中部ではビーチシーズンが続くといった特徴があります。
夏にベトナムを訪れるなら、各地域の気候を理解し、旅行プランに合わせた対策を立てることが大切です。
北部の気候(ハノイ、サパ、ハロン湾)
北部の夏は、高温多湿な気候が特徴です。ハノイでは、日中の平均気温が30℃を超え、蒸し暑い日が続きます。7月と8月は、年間でもっとも暑い時期に当たります。突然の激しい雷雨に見舞われることもありますが、雨は短時間で止むことが多いです。
山間部のサパでは、ハノイに比べて涼しい気候ですが、この時期は雨量が増えます。ハロン湾クルーズを楽しむ場合も、日差しが非常に強いため、日焼け対策は必須です。

中部の気候(ダナン、ホイアン、フエ)
中部地方の夏は、乾季のピークを迎え、一年でもっとも過ごしやすい時期。ダナンやホイアンでは、晴天が続き、日中の平均気温は28℃から32℃程度と、ビーチリゾートを満喫するのに最適です。
しかし、日差しは非常に強烈。紫外線対策を怠ると、深刻な日焼けをするでしょう。帽子やサングラス、日焼け止めは必ず持参してください。この時期は観光客も多く、観光地は賑わいを見せます。

南部の気候(ホーチミン、メコンデルタ、フーコック)
南部の夏は、本格的な雨季に突入します。ホーチミンでは、日中の平均気温は30℃前後と高いものの、午後にスコールが降りやすいでしょう。スコールは通常、1時間程度で止みます。
メコンデルタやフーコック島も同様に雨季ですが、観光に影響が出るほどの長雨は稀です。スコール対策として、折り畳み傘やレインコートを携帯してください。観光は午前中に済ませ、午後のスコール時はカフェで休憩すると良いでしょう。

ベトナムの気候の特徴|秋(9月~11月)

ベトナムの秋(9月~11月)は、各地域で気候が大きく変動する時期です。北部では涼しく過ごしやすい季節を迎える一方で、中部では台風シーズンが本格化。南部は、雨季の終盤を迎えます。
この時期にベトナムへ旅行する際は、訪問地の気候リスクと快適性を考慮した計画が不可欠です。
北部の気候(ハノイ、サパ、ハロン湾)
北部の秋は、年間でもっとも過ごしやすい「ベストシーズン」として知られています。ハノイでは、日中の平均気温が25℃前後と穏やかで、湿度も低く快適な日が続きます。とくに10月、11月は、澄み切った青空が広がり、旧市街の散策やサイクリングに最適。
山間部のサパでは棚田が黄金色に輝き、トレッキングに絶好のシーズンを迎えます。ただし、朝晩は冷え込むため、フリースなどの防寒着を用意しましょう。

中部の気候(ダナン、ホイアン、フエ)
中部地方の秋は、雨季のピークであり、台風の影響を受けやすい時期です。9月から11月にかけては、集中豪雨や台風の上陸により、洪水や交通機関の乱れが発生することがあります。
ダナンやホイアン、フエでは、この時期の月間降水量が400mmを超えることも珍しくありません。観光客が少ないため、ゆっくりと遺跡を巡りたい方には穴場シーズンとも言えます。

南部の気候(ホーチミン、メコンデルタ、フーコック)
南部の秋は、雨季の終わりから乾季への移行期にあたります。9月から10月にかけては、まだ午後にスコールが降ることがありますが、その頻度や強さは徐々に弱まります。11月に入ると、降水量が大幅に減少し、乾季らしいカラッとした暑さが戻ってきます。
ホーチミンでは、この時期から年末にかけて過ごしやすい気候が続き、屋外での観光やカフェ巡りに最適。メコンデルタやフーコック島も同様、快適にアクティビティを楽しめるようになります。日差しは依然として強いため、紫外線対策は忘れずに。

ベトナムの気候の特徴|冬(12月~2月)

ベトナムの冬(12月~2月)は、地域によって異なる時期です。北部では肌寒い日が続く一方、中部では雨季の終盤から乾季へ移行し、南部は年間でもっとも過ごしやすい乾季を迎えます。
この時期にベトナム旅行を計画するなら、訪れる地域の気候を正確に把握し、適切な服装や持ち物を用意することが快適な旅の鍵となるでしょう。
北部の気候(ハノイ、サパ、ハロン湾)
北部の冬は、日本のような本格的な寒さではないものの、肌寒く感じる日が多いです。ハノイでは、日中の平均気温が15℃前後となり、最低気温は10℃を下回ることもあります。湿度が高いため、実際の気温よりも寒く感じられることが多いでしょう。
山間部のサパでは、標高が高いためさらに冷え込みが厳しくなります。12月や1月には、最低気温が5℃以下になることもあり、霜が降りることも。ハロン湾クルーズでも、風が冷たいため防寒具は必須です。

中部の気候(ダナン、ホイアン、フエ)
中部地方の冬は、雨季の終わりから乾季へと移行する時期です。12月までは降水量が多い日が続きますが、1月に入ると徐々に晴天が増えていきます。ダナンやホイアンでは、日中の平均気温が20℃前後と温暖ですが、朝晩は肌寒く感じることも。
フエは内陸部に位置するため、ダナンよりも冷え込みます。雨季の名残で、しとしとと雨が降る日もありますので、折り畳み傘やレインコートがあると安心です。

南部の気候(ホーチミン、メコンデルタ、フーコック)
南部の冬は、年間でもっとも過ごしやすい「ベストシーズン」です。ホーチミンでは、日中の平均気温が25℃から30℃と快適で、湿度が低くカラッとした晴天が続きます。雨の心配はほとんどありません。
メコンデルタやフーコック島も同様に、ビーチアクティビティを存分に楽しめます。日差しは依然として強いため、日焼け対策は忘れずに。この時期の南部は、一年を通して賑わいを見せるため、ホテルや航空券の予約は早めに取ることをおすすめします。

ベトナムの気候に合わせた服装選びを
ベトナム旅行を快適に過ごすためには、現地の気候に合わせた服装選びが非常に重要です。地域や季節によって気温や湿度が大きく異なるため、事前にしっかり準備をしておきましょう。
春の服装(3月~5月)

ベトナムの春は、地域によって快適さが異なります。北部では過ごしやすい気候ですが、南部ではすでに真夏のような暑さです。
男性
北部のハノイでは、長袖シャツに薄手のカーディガンやジャケットが適しています。朝晩の冷え込みに備えて、パーカーなども持っていくと良いでしょう。
中部のダナンや南部ホーチミンでは、半袖Tシャツやポロシャツに短パン、または薄手の長ズボンが基本です。強い日差しから肌を守るため、薄手の長袖シャツも役立ちます。
女性
北部のハノイでは、ブラウスや薄手のセーターにカーディガンやジャケットを羽織るのがおすすめです。中部のダナンや南部ホーチミンでは、通気性の良いワンピースやTシャツ、スカート、ショートパンツが最適。紫外線対策として、日焼け止め、帽子、サングラスは必須アイテムです。
夏の服装(6月~8月)

ベトナムの夏は高温多湿な時期です。南部は本格的な雨季に入るため、雨対策も重要になります。
男性
全地域で半袖Tシャツやポロシャツが基本です。速乾性のある素材を選ぶと、汗をかいても快適に過ごせます。
雨季の南部では、突然のスコールに備えて、折り畳み傘やレインコート、防水性のバッグを用意しましょう。涼しい素材の短パンや薄手の長ズボンが適しています。
女性
通気性の良い素材のワンピース、Tシャツ、ブラウスにスカートやショートパンツがおすすめです。日差しが強いため、UVカット機能のある羽織ものや、帽子、サングラスは必須です。
雨季の南部では、防水性の高いサンダル、濡れてもすぐに乾く素材の靴を選ぶと良いでしょう。
秋の服装(9月~11月)

北部の秋は過ごしやすいベストシーズンですが、中部では台風シーズンがピークを迎えます。南部は雨季の終わりから乾季へと移行し、快適になります。
男性
北部のハノイでは、日中は半袖でも過ごせますが、朝晩は長袖シャツや薄手のジャケットが必要になります。中部のダナンやフエでは、雨具が必須です。速乾性のTシャツに、防水機能のあるジャケットやレインコートを準備しましょう。
南部ホーチミンでは、引き続き半袖Tシャツやポロシャツが基本ですが、11月になると朝晩は少し涼しく感じられることもあります。
女性
北部のハノイでは、ブラウスや薄手のニットにカーディガンやジャケットを羽織るのがおしゃれです。中部のダナンやフエでは、防水機能のあるアウターが必須となります。濡れても良いサンダルや、防水性の高い靴を選びましょう。
南部ホーチミンでは、引き続き通気性の良い服装で問題ありませんが、薄手のカーディガンなどがあると冷房対策にもなります。
冬の服装(12月~2月)

ベトナムの冬は、北部では肌寒く、南部では非常に過ごしやすい乾季のベストシーズンを迎えます。
男性
北部のハノイでは、厚手のコート、セーター、マフラー、手袋といった日本の冬に近い防寒具が必要です。とくに旧市街の散策では、体が冷えやすいのでしっかりとした防寒対策を。
中部のダナンでは、長袖シャツにパーカーや薄手のジャケットが適しています。南部ホーチミンでは、半袖Tシャツやポロシャツで快適に過ごせます。ただし、冷房対策として薄手の羽織ものがあると便利です。
女性
北部のハノイでは、厚手のコート、ウールのセーター、マフラー、手袋など、しっかりとした防寒対策が必要です。中部のダナンでは、長袖のブラウスや薄手のニットにカーディガンやジャケットを羽織るのがおすすめです。
南部ホーチミンでは、通気性の良い半袖のワンピースやTシャツ、スカートなどで十分ですが、室内での冷房対策に薄手のストールやカーディガンを持参しましょう。
ベトナムの平均気温&降水量からみる特徴

この章では、ベトナムを北部・中部・南部の3つのエリアに分けて、それぞれの気温と降水量の特徴を解説します。各地域の気候データを把握することで、あなたの旅行目的に最適な時期と場所を選べるようになるでしょう。
北部(ハノイ、サパ、ハロン湾)
北部エリアは四季の変化がはっきりしています。首都ハノイを中心に、山岳地帯のサパや世界遺産のハロン湾が含まれます。このエリアの最大の特徴は、12月から2月にかけて気温が大きく下がること。
ハノイでは最低気温が15℃前後まで下がり、山岳地帯のサパでは5℃以下になることもあります。冬用の上着が必要になる季節です。7月と8月は雨が集中するため、観光には注意が必要です。
中部(ダナン、ホイアン、フエ)
中部エリアは北部と南部の中間的な気候を持ちます。ビーチリゾートのダナン、古都ホイアン、世界遺産の都市フエなどが含まれます。注意したいのは、9月から12月の雨季です。
この時期は台風の影響を受けやすく、月間降水量が500mmを超えることもあります。とくに10月と11月は1年でもっとも雨が多い時期となります。一方、2月から8月は乾季で晴天が続きます。平均気温は25℃から30℃と過ごしやすく、ビーチリゾートを楽しむには最適な季節です。
南部(ホーチミン、メコンデルタ、フーコック)
南部エリアは1年を通じて高温です。平均気温は年間を通じて27℃から29℃と安定しています。もっとも暑い4月でも32℃程度、もっとも涼しい12月でも26℃程度と、気温差が小さいのが特徴です。
季節は雨季と乾季の2つに分かれます。5月から10月が雨季で、月間降水量は250mmから300mm程度です。ただし、1日中雨が降り続くことは少なく、スコールのような短時間の豪雨が特徴です。
ベトナムの平均気温と降水量

北部(ハノイ)の平均気温と降水量
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均気温(℃) | 17 | 18 | 21 | 24 | 28 | 29 | 30 | 29 | 28 | 25 | 22 | 19 |
降水量(mm) | 20 | 30 | 40 | 90 | 190 | 240 | 290 | 320 | 270 | 130 | 50 | 25 |
中部(ダナン)の平均気温と降水量
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均気温(℃) | 22 | 23 | 25 | 27 | 29 | 30 | 30 | 30 | 28 | 26 | 24 | 23 |
降水量(mm) | 90 | 40 | 30 | 40 | 80 | 90 | 90 | 110 | 350 | 650 | 550 | 250 |
南部(ホーチミン)の平均気温と降水量
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均気温(℃) | 26 | 27 | 29 | 30 | 29 | 28 | 28 | 28 | 27 | 27 | 27 | 26 |
降水量(mm) | 15 | 5 | 10 | 50 | 220 | 310 | 300 | 270 | 320 | 270 | 115 | 55 |
ベトナムの気候の特徴は「南北で大きく異なる」こと

ベトナムの気候を一言でまとめると、「南北の地域差が極めて大きい」ということです。北部は四季があり、冬は15℃前後まで気温が下がります。夏は高温多湿で、7月から8月に雨が集中します。
中部は台風の影響を受けやすく、9月から12月に大雨が降ります。南部は1年中暑く、雨季と乾季の2シーズン制です。複数のベトナム地域を旅行する場合は、それぞれの気候に合わせた服装を用意しましょう。
ベトナム旅行で知っておきたい気候のリスクと回避策

この章では、ベトナム旅行で遭遇する可能性がある3つの気候リスクを取り上げます。それぞれのリスクが発生しやすい時期と地域、そして具体的な対策方法を理解することで、快適なベトナム旅行を実現できるでしょう。
1.ベトナムの台風シーズン
ベトナムでは、毎年7月から11月が台風シーズンです。とくに、9月と10月は年間の60%以上の台風が集中するため注意が必要です。中部のダナン、ホイアン、フエはもっとも影響を受けやすく、台風直撃時には月間降水量が1,000mmを超えることもあります。
この時期に中部や北部を訪れる場合は、日程を柔軟に変更できるようにしてください。台風接近中は無理な外出を避け、ホテルスタッフの指示に従うことが重要です。
2.ベトナムのスコール・雷雨
ベトナムの雨季は、スコールと呼ばれる突然の豪雨が頻繁に発生します。晴れていた空が急に暗くなり、1時間に50mmから100mmの雨が降ります。南部では5月から10月、とくに午後2時から5時にスコールが多発します。
対策として、折りたたみ傘やレインコートを携帯しましょう。雨量が多いため、カフェや商業施設で雨宿りもおすすめ。観光は午前中に予定を組み、午後は屋内で過ごすと安心です。
3.ベトナムの熱中症・乾燥対策
ベトナムは1年を通じて気温が高く、熱中症のリスクがあります。南部では年間を通じて27℃から32℃、湿度も70%から90%と高いため、体感温度はさらに上がります。めまい、頭痛、吐き気などの症状を感じたら、すぐに涼しい場所で休憩してください。
予防には1日2リットル以上の水分補給が重要です。帽子、サングラス、日焼け止め(SPF30以上)を必ず使用しましょう。観光は早朝や夕方の涼しい時間帯がおすすめです。
ベトナムの気候に関するよくある質問

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Q1. ベトナム旅行に最適な時期はいつ?
A. 日本国民に対しては、15日以内の滞在であればビザ取得が免除されます。また、ベトナム入国時点でパスポートの有効期間が6か月以上あり、帰国またはトランジット出国のチケットを保持していることが条件です。
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Q2. 雨季でもベトナム旅行は楽しめますか?
A. 十分に楽しめます。雨季でも1日中雨が降るわけではなく、午前中は晴れていることが多いため観光に支障はありません。スコールは1時間から2時間で止みます。観光客が少なく、ホテルやツアーの料金が20%から30%安くなるメリットもあります。折りたたみ傘とレインコートを持参すれば快適に過ごせるでしょう。
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Q3. ベトナム旅行に持っていくべき服装は?
A. 基本は半袖と薄手の長袖です。南部は1年中半袖で大丈夫ですが、北部の12月から2月は長袖シャツやカーディガンが必要です。室内は冷房が強いため羽織物があると便利です。寺院見学用にストールやロングパンツも用意しましょう。帽子、サングラス、日焼け止めは必須です。
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Q4. 日本よりベトナムが暑いと感じるのはなぜ?
A. 湿度の高さが原因です。ベトナムの湿度は年間を通じて70%から90%あり、汗が蒸発しにくいため体感温度が非常に高くなります。南部では夜間も25℃前後と高いため、体が休まる時間が少なくなります。到着後数日は無理のないスケジュールを組むことをおすすめします。
そのほか、こちらの記事が参考になります。
ベトナムの気候を理解して海外旅行へ行こう

ベトナムの気候は南北で大きく異なるため、旅行計画には地域ごとの特性理解が欠かせません。この記事の要点を振り返りましょう。
ベトナムの気候の特徴
- 北部は四季があり、冬は15℃前後まで下がる
- 中部は9月から12月に台風の影響を受けやすい
- 南部は1年中27℃から32℃と高温で、雨季と乾季の2シーズン制
旅行時期の選び方
- 北部は10月から4月、中部は2月から8月、南部は12月から4月がベスト
- 全土周遊なら11月から2月が最適
気候リスクへの対策
- 台風は9月から11月に注意、柔軟な日程変更を
- スコールは午後に多発、折りたたみ傘を携帯
- 熱中症予防に1日2リットル以上の水分補給を
この記事を活用すれば、気候リスクを回避した快適なベトナム旅行を実現できます。あなたの旅行スタイルに最適なプランを立てて、素晴らしいベトナムを楽しんでください!
