
フィリピンのマクタン・セブ国際空港に初めて降り立つとき、市内やホテルまでの移動は最初の関門ですよね。フィリピンは日本と交通事情が大きく異なるため、事前の情報収集が安心・安全な旅行の鍵となります。
この記事では、マクタン・セブ国際空港から市内の交通手段からメリット・デメリットをまとめました。空港送迎サービスがあるホテルも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!
▼タイプ別おすすめ移動一覧表▼
優先ポイント | 移動手段 | 料金の目安 | 所要時間 |
安く移動したい | MyBus | 40ペソ | 30-60分 |
早く移動したい | Grab | 250-400ペソ | 25-40分 |
楽に移動したい | 空港送迎サービス | 1,600-2,400ペソ | 25-40分 |
安心して移動したい | エアポートタクシー(黄色) | 200-400ペソ | 25-40分 |
現地の人と同じ行動がしたい | 白色タクシー(メーター) | 150-300ペソ | 30-50分 |
マクタン・セブ国際空港の基本情報

マクタン・セブ国際空港(CEB)はセブ島のマクタン島に位置し、フィリピン第2の規模を誇る国際空港です。2018年に新設された国際線ターミナル(T2)は、南国リゾートらしい美しい設計で、初めての訪問者にもわかりやすい構造になっています。
特徴
- 日本からの直行便で約5時間
- 24時間営業(深夜到着便にも対応)
- 国際線(T2)と国内線(T1)でターミナルが分かれている
- 両替所、SIMカード販売所、レストランなどが充実
マクタン・セブ国際空港からセブ市内までは、2つの橋を渡る必要があります。そのため、この橋周辺で渋滞が発生しやすくなります。とくに、平日の夕方(17:00-19:00)と週末の金曜・土曜日は混雑するため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。以下の表を参考に、移動時間を計画してください。
目的地エリア | 距離 | 通常時間 | 渋滞時間 | 主要スポット |
マクタン島北部 | 5-10km | 15-20分 | 30-40分 | シャングリラ、デュシタニ |
マクタン島中部 | 8-15km | 20-30分 | 40-60分 | Jパーク、マリバゴエリア |
マクタン島南部 | 10-18km | 25-35分 | 50-70分 | プランテーションベイ |
セブ市内中心部 | 20-25km | 30-40分 | 60-90分 | アヤラモール、SMシティ |
セブ市内北部 | 25-30km | 40-50分 | 80-120分 | ITパーク、ラホグエリア |
マクタン・セブ国際空港から市内|MyBus(マイバス)

引用:https://cebuinsights.com/news/mybus-it-park-mactan-airport-route/
2024年から本格運行している公共バス「MyBus」は、マクタン・セブ国際空港とセブ市内の主要モール(SMシティセブ)を結ぶコスパの良い移動手段です。
運行時間は朝7時から夜21時まで、30分〜1時間間隔で運行しており、料金はわずか50ペソと非常にリーズナブル。車内は冷房完備で快適に過ごせますが、大きな荷物を持っていると少し不便かもしれません。コスパ重視や、ローカルな移動を体験したい方におすすめの手段です。
メリット | デメリット |
安い料金(40ペソ) | 大きな荷物には不便 |
冷房完備で快適 | 運行時間が限定的(7:00-21:00) |
ぼったくりの心配なし | 渋滞の影響を受けやすい |
現金払い可能 | SMシティから目的地まで乗り換え必要 |
注意点
- 深夜・早朝は運行していない
- スーツケース2個以上は厳しい
- 渋滞時は90分以上かかる場合あり
- 目的地まで別途移動手段が必要
マクタン・セブ国際空港から市内|Grab

Grab(グラブ)は東南アジアで広く普及している配車専用のアプリです。料金は乗車前にアプリで確定されるため、ぼったくりの心配がなく、支払いもキャッシュレスでスムーズ。ドライバーの評価システムで安全性が高く、アプリ上で目的地を設定できるため、言語の壁を感じません。セブ市内までの相場は約250〜400ペソです。
メリット | デメリット |
料金が事前確定 | 事前にアプリのダウンロードが必要 |
キャッシュレス決済可能 | ピックアップポイントまで移動が必要 |
ドライバーの評価システムで安全性が高い | 混雑時は料金が高くなる場合がある |
英語が話せなくても利用できる | インターネット環境が必要 |
注意点
- 日本出発前にアプリをダウンロードし、アカウント作成を完了させておく
- 空港到着後はSIMカードかWiFiでインターネット接続が必要
- ピックアップポイントの確認は時間に余裕を持って行う
- 混雑時(金曜夕方など)は料金が1.5-2倍になる場合あり
マクタン・セブ国際空港から市内|空港送迎サービス

専用車でホテルまで直接送迎してくれる、快適で安心な移動手段です。到着ロビーで名前を書いたボードを持ったスタッフがお迎えに上がり、重いスーツケースの運搬もサポートしてくれます。フライトの遅延にも対応してもらえるため、初めてのセブ旅行でも安心です。
料金は他の移動手段と比べて高めですが、1台分の料金なので、複数人で利用すれば1人あたりのコストを抑えることができます。事前予約が必要ですが、旅行の快適さを重視する方にはおすすめの選択肢です。
メリット | デメリット |
名前ボード持参でお迎え | 料金が高い(1,600ペソ~) |
荷物の運搬もサポート | 事前予約が必要 |
日本語対応可能な場合が多い | キャンセル料が発生する場合あり |
フライト遅延にも対応 | 他の乗客を待つ可能性あり |
注意点
- 前日までの事前予約が必要
- フライト情報(便名・到着時間)を正確に伝える
- 遅延・欠航時の連絡先を確認しておく
マクタン・セブ国際空港から市内|エアポートタクシー(黄色)

黄色タクシーは空港の正式なタクシーサービスで、到着ロビーを出たすぐの乗り場から乗車可能です。初乗り料金は約70ペソ(約190円)からスタートし、白色タクシーより少し高めの設定ですが、空港専用という信頼感があります。
車内も清潔で、深夜到着時でも安心して利用できるでしょう。空港到着後すぐに乗れる手軽さと安心感から、初めての旅行者や深夜の到着時におすすめです。
メリット | デメリット |
空港公認で安全性が高い | 白色タクシーより料金が高い |
深夜到着時にも利用でkりう | メーター制だが料金体系が不透明な場合も |
係員による監視システムあり | 英語でのコミュニケーションが必要 |
注意点
- 係員から渡されるプレートナンバーの紙は目的地到着まで保管
- メーター使用を確認し、料金に疑問があれば係員に相談
- 小額紙幣を事前に用意しておく
マクタン・セブ国際空港から市内|白色タクシー

引用:https://nippi-rentalcar.jp/philippines-taxi-grab-rentacar/
白色タクシーは空港外に待機している一般的なタクシーで、現地の人も利用するスタンダードな移動手段です。初乗りは約45ペソ(約120円)からスタートし、メーター制で走行距離に応じて料金が加算されます。
セブのローカルな雰囲気を体験できる一方で、ドライバーとの英語でのコミュニケーションが必要になります。料金交渉を持ちかけられる場合もあるため、メーター使用を確認してから乗車することが重要です。
メリット | デメリット |
料金が安い(150-300ペソ) | ぼったくりのリスクあり |
セブのローカルな雰囲気を体験できる | 英語でのコミュニケーションが必要 |
24時間利用できる | 待ち時間が発生する場合がある |
注意点
- 大きな紙幣(1,000ペソ札)はお釣りが用意されない場合が多い
- 目的地の住所を英語で事前に用意しておく
- 深夜・早朝の利用は特にぼったくりに注意
マクタン・セブ国際空港から移動するときのコツ3選

1. 現金を準備しておく
セブ空港の両替所はレートが割高に設定されているため、空港では最低限の現金(5,000円程度)のみ両替することをおすすめします。タクシーやMyBus利用時は、大きな紙幣(1,000ペソ札)だとお釣りが用意されていない場合が多いため、100ペソ・200ペソの小額紙幣を用意しておくことが重要です。セブ市内の両替所の方がレートが良いので、本格的な両替は到着後に行いましょう。
2. タクシーの客引き対策をする
セブ空港では積極的な客引きが多く、特に日本人観光客は狙われやすいため注意が必要です。客引きタクシーは通常料金の3-5倍を請求することが多いので、必ず公式のタクシー乗り場を利用しましょう。
乗車前に必ずメーターの使用を確認し、もしもメーターを使っていないなら「 meter, please」と伝えましょう。不安な場合は、料金が確定するGrabアプリの利用をおすすめします。
3. アプリをダウンロードしておく
タクシーアプリのGrabは便利ですが、日本出発前にアプリをダウンロードしておきましょう。電話番号での認証が必要なため、現地ではうまく登録できない可能性が高くなります。
Grabは一般的なタクシーより安いイメージがありますが、需要が高い時間帯(深夜や早朝、悪天候時など)は高くなる「ピーク料金」が適用されます。配車前に表示される料金を必ず確認し、納得した上で確定してください。
空港送迎サービスがあるおすすめホテル3選
1. シャングリ・ラ マクタン セブ
セブ島を代表する5つ星リゾートホテルです。13ヘクタールの広大な敷地に全長350mのプライベートビーチを有し、海洋保護区でのシュノーケリングが楽しめます。541室の客室と7つのレストランを備え、日本人スタッフも駐在しているため安心して滞在できます。
基本情報
項目 | 詳細 |
空港からの距離 | 約20分 |
送迎料金 | 片道900ペソ~(約2,400円) |
客室数 | 541室 |
レストラン数 | 7つ |
プール | 3つのエリア + 子供用プール |
日本語対応 | 日本人スタッフ駐在 |
Punta Engaño Rd, Cebu
2. Jパーク アイランド リゾート & ウォーターパーク
基本情報
項目 | 詳細 |
空港からの距離 | 約25分 |
送迎料金 | 要問い合わせ |
プール | 5つ(ウォータースライダー付) |
立地 | 繁華街(徒歩圏内に多数の店舗) |
客層 | ファミリー・グループ向け |
特徴 | セブ唯一のウォータースライダー |
M.L. Quezon National Highway, Maribago
3. プランテーション ベイ リゾート & スパ
美しい自然に囲まれた閑静な空間に海水ラグーンが広がる高級リゾートホテルです。チップ不要のサービス方針で、常に笑顔で明るいスタッフのおもてなしが魅力。ハネムーンや特別な記念日におすすめで、16人まで宿泊できるクアンタムヴィラも完備しています。
基本情報
項目 | 詳細 |
空港からの距離 | 約25分 |
送迎料金 | 1,700ペソ~(約4,600円) |
特徴 | 海水ラグーン |
サービス方針 | チップ不要 |
日本語対応 | 可能 |
Marigondon, Mactan Island
マクタン・セブ国際空港から市内までのよくある質問

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Q1. 深夜便で到着した場合、安全に移動できますか?
A1. 深夜便(21:00以降)でも安全に移動可能です。MyBusは21:00で運行終了するため、黄色タクシー(エアポートタクシー)、Grab、またはホテルの送迎サービスを利用することをおすすめします。
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Q2. アヤラモールまでの移動方法と料金を教えてください。
A2. セブ空港からアヤラモールまでは約40分の距離です。移動方法は、MyBus(40ペソ)でSMシティまで行きタクシーに乗り換え、Grab(300-450ペソ)、タクシー(250-400ペソ)、送迎サービス(1,900-2,400ペソ)があります。
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Q3. セブ空港で両替はできますか?レートはどうですか?
A3. セブ空港内に複数の両替所がありますが、レートは市内より割高に設定されています。空港では移動費程度の最低限の金額(5,000円程度)のみ両替し、まとまった金額はセブ市内の両替所やショッピングモール内での両替をおすすめします。
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Q4. 大きなスーツケースがある場合、おすすめの移動手段は?
A4. MyBusは車内が狭いため不向きです。タクシーは2-3個のスーツケースが限界のため、荷物が多い場合はホテルの送迎サービスまたはGrabのXLサイズ車両予約がおすすめです。
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→セブ島旅行に必要な費用はいくら?安い時期とベストシーズンを解説
→フィリピンの治安は良い?悪い?あなたの身を守る防犯対策3選
状況に合わせてアクセス方法を選ぼう

マクタン・セブ国際空港から市内への移動は、人によって最適な手段が変わります。初心者には空港送迎サービスやGrab、コスパ重視ならMyBus。家族連れの場合は、多少費用がかかっても安心できる移動手段を選びましょう。
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