
「韓国って日本と気候が似てるって聞くけど、本当に同じ感覚でいいの?」旅行や留学、出張など、韓国に行く予定がある方なら、そんなふうに不安になることもありますよね。
結論から言うと、韓国は四季があるものの、日本より寒暖差が大きく、服装や過ごし方に注意が必要です。
特に冬はソウルで−10℃近くまで冷え込むこともあり、夏は30℃超えの蒸し暑さ+梅雨や台風にも要注意。日本と同じ感覚で訪れると、「思ってたより寒い!」「着る服がない!」と困ることも…。
でも逆に言えば、気候の特徴を事前に知っておけば、どの季節でも快適に韓国を楽しむことができるんです。
本記事では、韓国(ソウル・釜山・済州島)の気温や服装の目安を月別&季節別に徹底解説。さらに日本との違いやベストシーズンも紹介するので、出発前の準備にぜひお役立てください。
韓国の年間気温と気候の特徴
韓国は温帯大陸性気候に属し、日本と同様に四季がはっきりしていますが、寒暖の差はさらに大きいのが特徴です。夏は高温多湿で30度を超える日もあり、梅雨や台風の影響を受けることもあります。冬は厳しく、氷点下まで冷え込んで雪が降る日もあり、ソウルでは−10℃近くまで下がることもあります。
韓国の気温と日本の比較
月 | ソウル(℃) | 釜山(℃) | 済州(℃) | 東京(℃) |
1 | -4.6 | 2.0 | 10.1 | 5.2 |
2 | -0.3 | 3.8 | 10.8 | 6.1 |
3 | 7.8 | 8.9 | 14.2 | 10.6 |
4 | 14.3 | 13.9 | 17.9 | 15.2 |
5 | 19.7 | 18.9 | 22.7 | 19.9 |
6 | 23.7 | 22.2 | 25.8 | 23.4 |
7 | 26.6 | 25.5 | 28.3 | 27.2 |
8 | 26.5 | 26.1 | 29.0 | 27.4 |
9 | 21.8 | 22.1 | 26.1 | 24.0 |
10 | 15.2 | 16.4 | 22.4 | 19.1 |
11 | 8.0 | 10.1 | 17.1 | 13.2 |
12 | 0.7 | 3.9 | 12.3 | 8.3 |
韓国・ソウルの気温と気候

春のソウル(3月~5月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
3月 | 7.8 | ・寒さがまだ残る ・日中は10℃を超える日も ・朝晩は冷え込む ・風が強い日もある | ・コートやジャケット必須 |
4月 | 14.3 | ・気温が上昇し過ごしやすい ・日中は20℃近くまで上がることも ・桜やチューリップが見頃 ・朝晩との寒暖差あり | ・重ね着しやすい服装 |
5月 | 19.7 | ・初夏のような陽気 ・日中は20℃超えの日が多い ・屋外イベントや散策に最適 ・夜は涼しいことも | ・薄手のシャツやワンピースでOK |
夏のソウル(6月~8月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
6月 | 23.7 | ・梅雨入りし、蒸し暑くなる ・日中は暖かいが、朝晩はやや涼しい日もあり | ・Tシャツ、短パンなど初夏の服装 |
7月 | 26.6 | ・梅雨のピークで雨が多い ・湿度が高く、30℃を超える真夏日もある | ・通気性の良いTシャツやワンピース |
8月 | 26.5 | ・年間で最も暑い時期 ・日中は猛暑、夜間も気温が下がりにくい | ・薄手で涼しい服装(ノースリーブ、ショートパンツなど) |
秋のソウル(9月~11月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
9月 | 21.8 | ・残暑が残るが、朝晩は涼しさが増す ・夏の終わりから秋の気配を感じる | ・薄手の長袖、ブラウス、パンツなど |
10月 | 15.2 | ・晴天が多く、紅葉シーズンにぴったり ・快適に過ごせる気温 | ・長袖シャツ+薄手ジャケットやカーディガン |
11月 | 8 | ・冬のような寒さを感じる日も ・秋の終わりで朝晩は特に冷え込む | ・厚手のコートやダウンジャケット |
冬のソウル(12月~2月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
12月 | 0.7 | ・寒さが本格化し始める ・特に月末に向けて冷え込みが厳しくなる | ・厚手のコートやダウンジャケット |
1月 | -4.6 | ・年間で最も寒い時期 ・冷たい風が吹き、外出にはしっかりとした防寒対策が必要 | ・ロングコート、ダウン、耳当てなど完全防寒 |
2月 | -0.3 | ・冬の寒さが続くが、下旬になると春の兆しが少しずつ見え始める | ・基本は1月と同様の防寒対策を継続 |
韓国・釜山の気温と気候

春の釜山(3月~5月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
3月 | 8.9 | ・冬から春への移行期 ・日中は暖かくても朝晩は冷え込む ・風が強く体感温度が低い ・雨も多い | ・コートやジャケットが必要 |
4月 | 13.9 | ・桜が咲き始める春らしい季節 ・昼夜の寒暖差が大きい ・黄砂や花粉が飛散しやすい | ・脱ぎ着しやすい服装が便利 |
5月 | 18.9 | ・夏のように暑い日もある ・朝晩はまだ涼しい ・海風で体感温度が下がることも ・降水も多い | ・半袖+薄手の羽織りで調整 |
夏の釜山(6月~8月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
6月 | 22.2 | ・梅雨入りすることもあり、雨の日が増える ・湿度が高くなり始め、蒸し暑さを感じる日も | ・半袖Tシャツ、薄手のパンツ |
7月 | 25.5 | ・気温・湿度ともに上昇 ・日差しが強く、蒸し暑さがピークに | ・速乾性のあるシャツやワンピース |
8月 | 26.1 | ・強い日差しと高湿度が続く ・台風の影響で急な雨もあり | ・通気性のよい服装+サンダルで涼しく |
秋の釜山(9月~11月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
9月 | 22.1 | ・残暑が残る日もあるが、朝晩は肌寒さを感じる ・台風による雨の影響が出ることも | ・半袖+薄手の羽織りで調整 |
10月 | 16.4 | ・朝晩の冷え込みが強くなる ・長袖1枚では肌寒く感じることも ・釜山世界花火祭りの開催時期 | ・長袖シャツ、薄手ジャケット、セーターなど |
11月 | 10.1 | ・冬の入口で本格的に寒くなる ・海風が冷たく感じる日も ・紅葉が見頃 | ・厚手のコート、マフラー、手袋などでしっかり防寒 |
冬の釜山(12月~2月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
12月 | 3.9 | ・寒さが本格化し始める時期 ・海風が強く体感温度が低い | ・薄手のダウンやウールコート |
1月 | 2 | ・1年で最も寒い月 ・雪は少ないが風が冷たく、屋外ではしっかりした防寒が必要 | ・中〜厚手のコート、ニット、防寒小物(マフラー・手袋・帽子など) |
2月 | 3.8 | ・寒さが続くが、下旬にはやや緩むことも ・春の兆しが見え始める時期 | ・引き続きコートや防寒具を着用 |
韓国・済州島の気温と気候

春の済州島(3月~5月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
3月 | 14.2 | ・寒さが残る日もあるが、日中は比較的暖かい ・風が強く、黄砂や花粉が飛びやすい | ・長袖+羽織るもの(ジャケット、ウィンドブレーカー) |
4月 | 17.9 | ・春らしい陽気で観光に最適 ・朝晩はまだ冷え込む日がある | ・薄手のジャケットやカーディガンがあると安心 |
5月 | 22.7 | ・春のピークで晴れの日が多い ・紫外線が強くなり始める ・朝晩は涼しさが残る | ・昼は半袖+朝晩に羽織るものを用意 |
夏の済州島(6月~8月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
6月 | 25.8 | ・初夏の陽気が心地よいが、月後半から梅雨入り ・雨の日が多くなる | ・半袖Tシャツ、通気性の良い服装 |
7月 | 28.3 | ・蒸し暑さが本格化し、湿度も高い ・晴れ間も多いが不安定な天気が続く | ・軽量のシャツやワンピース、短パンなど |
8月 | 29 | ・年間で最も暑い時期 ・台風の影響を受けやすいが、晴れの日も多い | ・涼しく動きやすい服装が最適 |
秋の済州島(9月~11月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
9月 | 26.1 | ・日中は暑さが残るが、朝晩は涼しくなる ・気温差が大きくなる | ・半袖+薄手の羽織りで温度調整 |
10月 | 22.4 | ・本格的に秋の気配が感じられる ・朝晩は冷え込みが強まる | ・長袖シャツ、薄手ジャケット、重ね着できる服装が便利 |
11月 | 17.1 | ・気温が一気に下がり、冬のような寒さを感じる日もある ・朝晩はかなり冷える | ・厚手のコートやフリースが活躍 |
冬の済州島(12月~2月)
月 | 平均気温(℃) | 特徴 | おすすめの服装 |
12月 | 12.3 | ・寒さが本格化し始める ・朝晩の冷え込みが目立つ ・風が強く体感温度が下がる | ・厚手のコートやダウンジャケット |
1月 | 10.1 | ・1年で最も寒い時期 ・風が強く、体感温度がさらに低く感じられる | ・しっかりとした防寒装備が必須(インナー+アウター) |
2月 | 10.8 | ・寒さが続くが、下旬からは春の兆しも ・突然の雨や雪に見舞われる可能性がある | ・引き続き冬の服装が基本 |
韓国旅行のベストシーズンと気温に関する注意点

韓国旅行のベストシーズンはいつ?
結論から言うと、春(4〜5月)と秋(9〜11月)が、天候・気温・イベントのバランスを考慮してもっとも快適なシーズンです。韓国は日本と同じく四季がはっきりしている国ですが、季節によって気候の特徴が大きく異なります。
春(4〜5月):花と緑に包まれる癒しの季節
春は桜やレンギョウ、ツツジなどの花々が咲き誇り、街全体が明るく華やかな雰囲気に包まれます。特に4月上旬のソウルでは桜が見頃を迎え、漢江(ハンガン)沿いの散歩やピクニックが人気です。気温は10〜20℃と快適で、昼間は薄手のシャツやカーディガンで過ごせます。
秋(9〜11月):紅葉とグルメを満喫できるベストタイミング
秋は空が高く澄み、気温も湿度も安定していて、旅行には最高の季節。10月中旬〜11月初旬にはソウル市内や南部の慶州などで紅葉が見頃を迎え、歴史的建造物との組み合わせが写真映えします。昼間は20℃前後、朝晩は冷え込むため、脱ぎ着しやすい服装がベストです。
また、秋は韓国グルメの旬とも重なります。新米、ナツメ、栗、キノコ類を使った料理や、旬のカンジャンケジャン(醤油漬けのワタリガニ)など、食の楽しみも倍増します。
季節別の気温と旅行の注意点
韓国の気候は温帯大陸性で、寒暖差が大きいのが特徴です。特に冬は氷点下になる日が多く、逆に夏は高温多湿で30℃を超えることも。ここでは各季節の特徴をさらに詳しく見ていきましょう。
冬(12〜2月):氷点下の厳しい寒さに注意!
冬の韓国は、ソウルで−10℃近くまで冷え込むこともあり、日本の本州以南よりもかなり寒く感じます。特に1月が最も寒く、乾燥も激しいため、リップクリームや保湿クリーム、防寒具(耳当て・手袋・ダウンコート)は必須です。
それでもこの時期を選ぶ旅行者もいます。理由は、ホットクやトッポッキなど冬グルメの魅力や、スキーリゾート(江原道エリア)を楽しむためです。
夏(6〜8月):高温多湿+梅雨+台風
夏の韓国は、湿度が非常に高く、日本の関東以西の夏に近い蒸し暑さがあります。6月中旬〜7月中旬は梅雨で連日雨が降ることも。また、8月は台風シーズンと重なり、天候の急変に注意が必要です。
韓国気温についてよくある質問

韓国の雨季(梅雨)はいつ?
6月中旬〜7月中旬が梅雨にあたり、特に7月上旬は降水量が多く、突然のスコールもあります。雨具は必須アイテムです。
韓国の梅雨は日本と似ていますか?
似ていますが、期間がやや短めです。ソウルなどでは6月中旬から7月中旬が雨の多い時期で、集中豪雨が短時間で降ることが多いです。傘だけでなく、防水靴や折りたたみレインコートも便利です。
季節の寒暖差は大きいですか?
非常に大きいです。特に3月や10月は1日の寒暖差が15℃以上になることもあります。レイヤードスタイルを意識しましょう。
済州島や釜山など、南部の地域も寒い?
ソウルよりも温暖ですが、冬は5℃以下になる日も多く、油断は禁物です。海風の影響で体感温度はさらに低くなります。
ソウルと釜山では気温の違いがありますか?
あります。釜山は海沿いでソウルより年間を通じて2〜3℃ほど暖かい傾向にあります。特に冬場は釜山のほうが雪が少なく、風も穏やかです。ただし、夏は湿度が高いため、蒸し暑く感じることも。
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韓国気温の特徴を理解して韓国旅行へ行こう!

韓国には、美しい自然や歴史的な文化遺産、そしておいしいグルメなど多くの魅力が満載です。首都のソウルでは活気あふれる街並みや最新のテクノロジーが見られるでしょう。済州島や釜山などの地方に行くと、静かな自然と伝統的な文化を感じられます。
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