
イギリスと日本ではコンセントの形状や電圧が異なるため、日本の電化製品をイギリスで使用する際には「変換プラグ」が必須です。
この記事では、イギリスのコンセントの形状や電圧について詳しく解説し、変換プラグの選び方もご紹介します。
また、よくあるトラブルや疑問についても網羅した完全ガイドとなっています。
イギリス旅行をスムーズに楽しむための準備にぜひ活用してくださいね。
イギリスのコンセントの形状はBFタイプ

イギリスで使われているBFタイプのコンセントは、上部に位置する2本の平行なピン(L型)、下部に位置する1本の接地ピン(丸型)があるのが特徴です。
上2本のピンは、内部で接続を行うために通常は約3.05mmの間隔で配置され、下のピンは接地のために真ん中に配置されています。
ピンの直径は約4.8mmで、長さは約13mmです。
日本とは異なる3つのピンがあるため、イギリスを訪れる際には、変換プラグを用意する必要があります。
イギリスのコンセントを使うには変換プラグの準備が必要

イギリスで日本の電化製品を使用する際、プラグの形状が大きく異なるため、変換プラグは必須アイテムです。
イギリス対応の変換プラグは、日本の家電量販店や空港で手軽に200~500円で手に入ります。
また、一部のホテルや宿泊施設では、貸出サービスも利用できるので、チェックしてみると良いでしょう。
おすすめはマルチプラグ

特におすすめなのが、複数のプラグタイプに対応できるマルチプラグです。
この便利なアイテムがあれば、さまざまな国の電源プラグに1つのアダプターで対応できるため、旅先ごとに新しい変換プラグを買う必要がなくなります。
価格も1,000~2,000円程度で、1つ持っておくと非常に重宝します。
簡易的なものは100均でも手に入る
さらに、簡易的な変換プラグなら100円均一で購入できることもあります。
ただし、安価なため、差込口のトラブルが起きることもあるので、予備として持っていくのが賢明です。
旅行の準備を万全に整えて、快適なイギリスの滞在を楽しんでください。
イギリスのコンセント形状に簡単変化!変換プラグの使い方

1.プラグを接続する
まず、変換プラグを現地の電源コンセントにしっかりと差し込みます。変換プラグがコンセントにぴったり合うように注意しながら、確実に挿入してください。
2.電化製品を接続する
変換プラグがしっかりと現地のコンセントに装着されたら、日本から持参した電化製品のプラグを変換プラグのソケットに接続します。
プラグが完全に差し込まれていることを確認しましょう。
3.電化製品を使用する
接続が完了したら、電化製品の電源を入れて使用します。機器が正常に動作するか確認し、問題がないかしっかりチェックしてください。
イギリスで変圧器は必要かどうかのチェックポイント

イギリスの標準電圧は220~240Vで、日本の100Vと比べるとかなり高く、日本製の電化製品を使う場合は注意が必要です。
ただし、スマートフォンやノートパソコン、カメラの充電器など、多くの電子機器はデュアルボルテージ(100V-240V対応)で設計されているため、ほとんどの場合変圧器は不要です。
しかし日本の100V専用に作られた充電器や電化製品をそのまま使用すると故障する可能性があり、変圧器が必須となります。
お持ちの電化製品に変圧器が必要かどうかわからない場合は、以下のポイントを確認してみましょう。
1.電化製品のラベルを確認
製品の充電器や電源アダプターに「Input: 100-240V」と書かれていれば、その機器は世界中の電圧に対応しているので、イギリスでも安心して使用できます。
ただし、プラグ形状を合わせるための変換プラグは必要です。
2.100V専用の機器
イギリスで使いたい機器が「100V専用」であれば、必ず変圧器を使用してください。
選ぶ際は、対応する出力(例:100W、200Wなど)や機器の消費電力に応じたものを選ぶことが重要です。
3.高電力機器には注意
ドライヤーやアイロンなど、高出力が必要な機器は、ほとんどの場合変圧器が必須です。
しかし最近では、変圧器なしで使用できる海外対応のドライヤーやアイロンも増えているので、家電量販店でぜひチェックしてみてください。
イギリスでコンセントが合わない!困ったときに充電する方法

イギリスでコンセントの形状が合わないときは、以下の2つの便利な方法を試してみてください。
1.USBケーブルでの充電
イギリスのコンセントがお手持ちの電化製品に合わない場合でも、USBケーブルを使えば簡単に解決できます。
最近の携帯電話やタブレットはほとんどがUSB充電に対応しており、イギリスのホテルや空港、カフェなどの公共スペースには多数のUSBポートが設置されています。
これらのポートを活用すれば、変換プラグなしでもスムーズに充電できます。
2.モバイルバッテリーの利用
外出先や移動中に充電が必要な場合、モバイルバッテリーが非常に役立ちます。
電源がない場所でも充電できるので、旅行や出張の際にとても便利です。
特に長時間の移動や観光中にスマートフォンやタブレットのバッテリーが切れるのを防ぐために、モバイルバッテリーを1つ持っておくと安心です。
知っておくと安心!イギリスでコンセントなしで充電できる公共施設3選

1.空港
イギリスの主要空港では、待機エリアやラウンジにUSBポートや充電ステーションが完備されています。
多くの空港では、複数のデバイスを同時に充電できるため、フライトの待ち時間や乗り継ぎの合間に手軽に充電できます。
2.カフェやレストラン
カフェやレストランは、充電に最適なスポットです。
多くの店では、USBポートや電源コンセントを提供しており、美味しい食事を楽しむと同時にデバイスの充電が可能です。
リラックスしながら充電できるので、ちょっとした休息にぴったりです。
3バス
イギリスの公共バスの中には、USBポートが設置されている車両もあります。
コンセントがなくてもデバイスの充電ができるため、移動中に効率よくバッテリーを補充できます。移動時間を有効活用して、充電の心配を減らしましょう。
イギリスのコンセントについてよくある質問とアドバイス

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イギリスで変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?
イギリスの多くの空港や家電量販店で変換プラグや変圧器を購入することができます。また、ホテルによっては貸出サービスを提供している場合もあるので、宿泊先に確認してみると良いでしょう。
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日本の電化製品をイギリスで使用するためには何が必要ですか?
日本のプラグをイギリスのコンセントに合うように変換するためのプラグが必要です。また日本の電化製品が100V専用の場合、変圧器が必要です。
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イギリスで使えるモバイルバッテリーの充電には変換プラグが必要ですか?
はい、モバイルバッテリーの充電もイギリスのコンセント形状に合わせるために変換プラグが必要です。ただし、モバイルバッテリーがUSB経由で充電できる場合、USBポートを利用することで直接充電できることもあります。
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変換プラグから火花が出るのはなぜ?
接触不良や電圧の不一致が原因で火花は起こります。変換プラグや電化製品が損傷していないか、正しく接続されているかを確認してください。火花が続く場合は使用を中止し、新しい変換プラグを使用しましょう。
そのほかのイギリス旅行に役立つ記事はこちら
イギリス以外のコンセント形状と電圧早見表

世界各国・地域のコンセント形状と電圧一覧をまとめたので、海外旅行に行く際にぜひ役立ててみてください。青文字でクリックできる国・地域について、コンセント事情の詳細をまとめています。
アジア・オセアニア
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| 日本 | 50~60 | 100V | A |
| 韓国 | 60 | 110/220 | A, C, SE |
| 中国 | 50 | 110/220 | A, B, B3, BF, C, O, SE |
| タイ | 50 | 220 | A,B,B3,BF,C |
| 台湾 | 50 | 110 | A,O,C |
| 香港 | 50 | 220 | BF |
| ベトナム | 50 | 220 | A,C,SE,BF |
| シンガポール | 50 | 220/240 | BF |
| マレーシア | 50 | 240 | B, B3, BF |
| フィリピン | 60 | 220~240 | A,B3,C |
| インドネシア | 50 | 220 | C |
| カンボジア | 50 | 220 | A,C |
| ラオス | 50 | 220 | A,C |
| モンゴル | 50 | 220 | B,B3,C |
| インド | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
| ネパール | 50 | 220 | B,C |
| ミャンマー | 50 | 230 | B,B3 |
| スリランカ | 50 | 230~240 | BF,B3,B |
| オーストラリア | 50 | 240/250 | O,O2 |
| ニュージーランド | 50 | 230/240 | O,O2 |
| フィジー | 50 | 120/240 | A, B, C, O |
| モルディブ | 50 | 220~240 | BF |
ヨーロッパ
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| イギリス | 50 | 240 | BF |
| イタリア | 50 | 220 | C,SE |
| フランス | 50 | 220 | C,SE |
| スペイン | 50 | 220 | C,SE |
| ポルトガル | 50 | 220 | C,SE |
| ドイツ | 50 | 230 | C,SE |
| ベルギー | 50 | 220 | C,SE |
| スイス | 50 | 230 | C,J |
| オーストリア | 50 | 230 | C,SE |
| オランダ | 50 | 230 | C,SE |
| アイルランド | 50 | 220〜240 | BF |
| ポーランド | 50 | 220 | C |
| スウェーデン | 50 | 220 | C,SE,B |
| ノルウェー | 50 | 230 | C,SE |
| デンマーク | 50 | 220 | C,B |
| ハンガリー | 50 | 220 | C,SE |
| ギリシャ | 50 | 230 | C |
| ブルガリア | 50 | 220 | C,SE |
| エストニア | 50 | 220~230 | B,C,SE |
| クロアチア | 50 | 230 | C |
| カザフスタン | 50 | 220 | C,SE |
| ウズベキスタン | 50 | 220 | C |
中東
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| トルコ | 50 | 220 | C |
| カタール | 50 | 240 | BF,D |
| サウジアラビア | 50~60 | 220 | A,B,BF,C |
アフリカ
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| エジプト | 50 | 220 | C |
| モロッコ | 50 | 220 | C,SE |
| 南アフリカ | 50 | 220~230 | B3L,C |
| ケニア | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
アメリカ・南米
| 国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
| アメリカ合衆国 | 60 | 120 | A |
| カナダ | 60 | 120 | A |
| アルゼンチン | 50 | 220 | O2 |
| ブラジル | 60 | 220 | C,N |
| ペルー | 60 | 220 | A, C, SE |
| メキシコ | 60 | 110 | A |
イギリスのコンセントにはBFタイプの変換プラグを用意しよう!

イギリスでは、一般的に3つの穴が特徴のBFタイプのコンセントが使用されています。
日本のプラグとは形状が異なるため、互換性のある変換プラグが必要です。
ただし、パソコンやスマートフォンはほとんどがデュアルボルテージ対応で、変圧器なしで充電できるので安心です。
万が一のために携帯式充電器を持っておくとさらに便利です。
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