
シンガポール旅行の醍醐味といえば、何と言っても多様なグルメです。チキンライスやチリクラブといった定番から、ローカルに愛される隠れた名店まで、シンガポールには食欲をそそる絶品料理が目白押し。
この記事では、数あるシンガポールグルメの中から、絶対に外せないおすすめ10選を厳選してご紹介。初めての方もリピーターの方も、このリストを参考に最高のグルメを頂きましょう。
シンガポールおすすめグルメ10選
定番 | 朝ごはん&スイーツ |
チキンライス | カヤトースト |
ラクサ | アイスカチャン |
チリクラブ | プラナカン菓子 |
バクテー | ボボチャチャ |
ホッケンミー | マンゴーサゴ |
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シンガポールグルメの魅力とは?
シンガポール料理の最大の特徴は、多民族国家ならではのバラエティーの豊かさにあります。マレー料理やインド料理、ヨーロッパの影響を受けた料理がマッチングし、他の国では味わえない独特な味わい。
ココナッツミルクや海鮮類、香辛料を使った料理は、暑い気候にぴったりの爽やかな風味が特徴です。新鮮な食材を使用し、素材本来の旨味を引き出している点も魅力です。
シンガポール グルメ|マスト定番5選
1.チキンライス|シンガポールグルメの王様
シンガポール料理といえば、まず名前が挙がるのがチキンライスです。「海南鶏飯」とも呼ばれるこの料理は、鶏の出汁で炊いたご飯の上に、しっとりと茹で上げた鶏肉を乗せた一品です。
付け合わせの3種類のソース(チリソース、ジンジャーソース、ダークソイソース)で味の変化を楽しめるのが特徴。シンプルながら奥深い味わいで、現地の人々から「国民食」として愛され続けています。
チキンライス
項目 | 詳細 |
店名 | 天天海南鶏飯 (Tian Tian Hainanese Chicken Rice) |
住所 | Maxwell Food Centre, #01-10, 1 Kadayang Street, Singapore 069184 |
営業時間 | 10:00-20:00(火曜定休) |
アクセス | MRTタンジョンパガー駅から徒歩3分 |
2.ラクサ|ココナッツのスープ麺
ラクサは、ココナッツミルクベースのクリーミーなスープに太めの米麺を入れた麺料理です。特に「カトン・ラクサ」は、シンガポール発祥の独自スタイルとして有名で、干しエビやアサリなどの魚介類の旨味が溶け込んだ濃厚なスープが自慢です。
辛さの中にもまろやかな甘みがあり、日本人の口にも合いやすい味付けになっています。
ラクサ
項目 | 詳細 |
店名 | 328 Katong Laksa |
住所 | 216 East Coast Road, Singapore 428915 |
営業時間 | 9:00-21:00(日曜定休) |
アクセス | MRTダコタ駅からバス10分、またはカトン地区 |
3.チリクラブ|定番シーフード料理
新鮮なカニを甘辛いチリソースで炒めた豪快な料理がチリクラブです。トマトベースの甘酸っぱいソースがカニの旨味を引き立て、手で食べる楽しさも魅力の一つ。
一緒に注文する「マントウ」(中華まん)の皮をソースに浸して食べるのが現地流。少し高価な料理ですが、シンガポール訪問の記念としてぜひ味わいたい逸品です。
チリクラブ
項目 | 詳細 |
店名 | Newton Food Centre(ニュートンフードセンター内) |
住所 | 500 Clemenceau Avenue North, Singapore 229495 |
営業時間 | 18:00-翌2:00 |
アクセス | MRTニュートン駅直結 |
4.バクテー|体に優しい薬膳スープ
豚のあばら肉を生薬と一緒に長時間煮込んだスープ料理です。コショウの香りが効いた透明なスープは、見た目以上に深いコクがあります。
白米にかけて食べたり、中国式の揚げパン「油条」を浸して食べたりするのが一般的。朝食としても人気が高く、シンガポールの庶民的な味を代表する料理です。
バクテー
項目 | 詳細 |
店名 | Song Fa Bak Kut Teh(本店) |
住所 | 11 New Bridge Road, Singapore 059383 |
営業時間 | 7:00-21:15(火曜定休) |
アクセス | MRTクラークキー駅から徒歩8分 |
5.ホッケンミー|魚介の旨味が凝縮された炒め麺
米粉麺と卵麺の2種類を使った炒め麺料理で、エビやイカなどの魚介類がたっぷり入っています。濃厚な魚介出汁で炒められた麺は、それぞれ異なる食感を楽しむことができます。
ライムを絞ったり、サンバルチリを加えたりして味を調整するのが現地スタイルです。
ホッケンミー
項目 | 詳細 |
店名 | Ah Hock Fried Hokkien Prawn Mee |
住所 | Telok Blangah Crescent Market, #01-42, Singapore 090011 |
営業時間 | 11:00-20:00(月曜定休) |
アクセス | MRTテロックブランガ駅から徒歩10分 |
シンガポール グルメ|朝ごはん&スイーツ5選
1.カヤトースト|定番の朝ごはん
ココナッツミルクと卵で作ったカヤジャムをトーストに挟んだ、シンガポール人の朝食の定番です。バターとカヤジャムの組み合わせは、甘さと塩気の絶妙なバランスを生み出します。
半熟卵にトーストを浸して食べるのが現地流。コピ(シンガポール式コーヒー)やテー(シンガポール式紅茶)と一緒に楽しむのがおすすめです。
カヤトースト
項目 | 詳細 |
店名 | Ya Kun Kaya Toast(本店) |
住所 | 18 China Street, Singapore 049560 |
営業時間 | 7:30-19:00(月-金)、8:30-17:00(土) |
アクセス | MRTテロックアヤー駅から徒歩5分 |
2.アイスカチャン|絶対食べたいかき氷
カラフルなシロップをかけたかき氷に、小豆や寒天、コーンなどをトッピングした伝統的なデザートです。暑いシンガポールの気候には欠かせない涼しいスイーツで、見た目の美しさも楽しめます。
アイスカチャン
項目 | 詳細 |
店名 | Jin Jin Dessert |
住所 | Tekka Centre, #01-42, 665 Buffalo Road, Singapore 210665 |
営業時間 | 11:00-22:00 |
アクセス | MRTリトルインディア駅から徒歩2分 |
3.プラナカン菓子|色鮮やかなスイーツ
中国系移民とマレー系文化が融合したプラナカン文化から生まれた美しいお菓子です。バンダンリーフやバタフライピーを使った鮮やかな色合いが特徴で、ココナッツミルクの甘い香りともちもちとした食感が楽しめます。見た目の美しさから写真映えするスイーツとしても人気が高まっています。
プラナカン菓子
項目 | 詳細 |
店名 | Kim Choo Kueh Chang |
住所 | 109 East Coast Road, Singapore 428803 |
営業時間 | 8:00-20:00 |
アクセス | MRTダコタ駅からバス約15分 |
4.ボボチャチャ|ココナッツミルクのデザート
サツマイモ、タロイモ、バナナなどの根菜類をココナッツミルクで煮込んだシンガポール版おしるこです。「たくさんの具が入ったお粥」という意味の名前通り、様々な食材が入っており、ほんのり甘い味付けで体を温めてくれます。食べ応えがあるため、軽食としても楽しめる一品です。
ボボチャチャ
項目 | 詳細 |
店名 | Lao Ban Soya Beancurd |
住所 | Chinatown Complex, #02-81, 335 Smith Street, Singapore 050335 |
営業時間 | 11:00-21:30 |
アクセス | MRTチャイナタウン駅から徒歩3分 |
5.マンゴーサゴ|冷製デザート
新鮮なマンゴー果汁とマンゴー果肉に、サゴ椰子から作った透明でもちもちのサゴを加えた冷製スープデザートです。ポメロ(文旦に似た柑橘類)が加わることもあり、トロピカルな味わいを楽しめます。暑いシンガポールの気候にぴったりの爽やかなスイーツとして、地元の人々にも観光客にも親しまれています。
マンゴーサゴ
項目 | 詳細 |
店名 | Mei Heong Yuen Dessert |
住所 | 63 Temple Street, Singapore 058614 |
営業時間 | 12:00-23:00 |
アクセス | MRTチャイナタウン駅から徒歩5分 |
シンガポールグルメのおすすめスポット3つ
1.ホーカーズ(フードコート)
シンガポール政府が管理する屋台街として、現地グルメの聖地とも呼べる存在です。一つの場所で中華、マレー、インド料理など多国籍な料理をまとめて味わえます。座席は共用。食べたい料理を各店舗で注文し、番号札で呼ばれるシステムです。マックスウェル・フードセンターやラオパサ・フェスティバル・マーケットが有名で、日本人に親しまれています。
人気のホーカーズ
- マックスウェル・フードセンター
- ラオパサ・フェスティバル・マーケット
- チャイナタウン・コンプレックス
- ティオン・バル・マーケット
2.リトルインディア
セラングーン・ロード沿いにある、老舗のインド料理レストランが軒を連ねているエリアです。フィッシュヘッドカレーやビリヤニ、ドーサなどの名物料理を堪能できます。テッカ・センターのホーカーズでは、リーズナブルな価格で本場の味を楽しめるのも魅力です。
3.マリーナベイ・オーチャード
高級グルメシーンの中心地として、世界的に有名なシェフが手がけるミシュラン星付きレストランが集中しているエリアです。マリーナベイサンズの展望レストランでは、絶景を眺めながら洗練されたシンガポール料理や世界各国の料理を味わえます。特別な記念日やビジネスディナーに最適です。
シンガポールグルメの価格帯
シンガポールでは、同じ料理でも食べる場所によって価格が異なります。ホーカーズなら手頃な価格で楽しめますが、高級レストランでは洗練された味と雰囲気を堪能できます。観光予算に合わせて選択できるのが、シンガポールグルメの魅力です。
料理カテゴリー | ホーカーズ | カジュアルレストラン | 高級レストラン |
チキンライス | S$3-5 | S$8-12 | S$15-25 |
ラクサ | S$3-6 | S$8-15 | S$18-30 |
チリクラブ | S$25-40 | S$40-60 | S$80-120 |
バクテー | S$4-7 | S$10-18 | S$20-35 |
カヤトースト | S$1.5-3 | S$5-8 | S$10-15 |
※価格は目安です
シンガポールグルメを楽しむコツは?
注文
ホーカーズ
まず、席を確保してから各店舗で注文してください。注文時は店舗番号と料理名をメモしておくと便利。多くの店では番号札を渡され、完成すると番号で呼ばれるシステムです。辛さの調整は「Less spicy」「More spicy」で対応しましょう。
レストラン
高級レストランでは予約が必須の場合が多く、人気店は1週間前の予約をおすすめします。アレルギーがある場合は事前に英語で書いたメモを準備しておくと安心です。
宗教
イスラム教徒向けのハラル認証店では、豚肉・アルコールは一切提供されません。ヒンドゥー教徒の店では牛肉が提供されない場合があります。
インド系料理では右手で食べるのが基本ですが、観光客はスプーンとフォークの使用で問題ありません。麺類は音を立てて食べても失礼にあたりません。食べ残しは一般的に問題ありませんが、極端に多く残すのは避けましょう。
チップ
チップは基本的に不要です。しかし、高級レストランでは10%のサービス料が含まれている場合があります。請求書に「Service Charge」の記載があるかを確認し、含まれていない場合でも、チップを渡す必要はありません。グループでの食事では割り勘が一般的で、「Split bill」と言えば分けて会計してもらえます。
シンガポール グルメでよくある質問

シンガポールのグルメでよくある質問
Q1. シンガポール料理は辛いですか?
A. 料理によって異なりますが、お店で辛さの調整が可能です。「Less spicy」と伝えれば辛さを抑えてもらえます。チキンライスやカヤトーストなど辛くない料理も豊富にあります。Q2. ホーカーズは衛生面で安全ですか?
A. はい。政府が厳格に管理しており、定期的な衛生検査を受けています。各店舗にはA〜Dの衛生評価が表示されているので、AやBの店舗を選べば安心です。Q3. 英語が話せなくても注文できますか?
A. 多くの店で写真付きメニューがあります。「Same same」と言いながら他の客の料理を指せば同じものを注文できます。Q4. 1日の食事の予算はどのくらい?
A. ホーカーズなら1日S$15-25、カジュアルレストランならS$40-60、高級レストランならS$80-150が目安です。
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シンガポールグルメを満喫しよう
シンガポール旅行では、チキンライスやラクサなどの定番料理はもちろん、屋台旅行も積極的に試してみてください。食を通じてシンガポールの文化を体験することで、思い出がより深いものになるはず。
シンガポール旅行の際は、ぜひこの記事を参考にして、豊かな食文化を存分に味わってください。美食の国シンガポールが、さらに楽しい思い出になりますよ!

