
海外と日本のコンセントは、形状や電圧が異なります。いつも通り充電できるからといって何も用意しておかないと、旅先で困ったことになるかもしれません。
この記事では、人気の57か国の海外旅行先のコンセントや電圧、変換プラグについてまとめました。あなたの行く予定の国も、きっとありますよ。ぜひ、最後までご覧ください。
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総勢57か国!海外旅行先のコンセント一覧

世界各国・地域のコンセント形状と電圧一覧をまとめたので、海外旅行に行く際にぜひ役立ててみてください。青文字でクリックできる国・地域について、コンセント事情の詳細をまとめています。
アジア・オセアニア
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
日本 | 50~60 | 100V | A |
韓国 | 60 | 110/220 | A, C, SE |
中国 | 50 | 110/220 | A, B, B3, BF, C, O, SE |
タイ | 50 | 220 | A,B,B3,BF,C |
台湾 | 50 | 110 | A,O,C |
香港 | 50 | 220 | BF |
ベトナム | 50 | 220 | A,C,SE,BF |
シンガポール | 50 | 220/240 | BF |
マレーシア | 50 | 240 | B, B3, BF |
フィリピン | 60 | 220~240 | A,B3,C |
インドネシア | 50 | 220 | C |
カンボジア | 50 | 220 | A,C |
ラオス | 50 | 220 | A,C |
モンゴル | 50 | 220 | B,B3,C |
インド | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
ネパール | 50 | 220 | B,C |
ミャンマー | 50 | 230 | B,B3 |
スリランカ | 50 | 230~240 | BF,B3,B |
オーストラリア | 50 | 240/250 | O,O2 |
ニュージーランド | 50 | 230/240 | O,O2 |
フィジー | 50 | 120/240 | A, B, C, O |
モルディブ | 50 | 220~240 | BF |
ヨーロッパ
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
イギリス | 50 | 240 | BF |
イタリア | 50 | 220 | C,SE |
フランス | 50 | 220 | C,SE |
スペイン | 50 | 220 | C,SE |
ポルトガル | 50 | 220 | C,SE |
ドイツ | 50 | 230 | C,SE |
ベルギー | 50 | 220 | C,SE |
スイス | 50 | 230 | C,J |
オーストリア | 50 | 230 | C,SE |
オランダ | 50 | 230 | C,SE |
アイルランド | 50 | 220〜240 | BF |
ポーランド | 50 | 220 | C |
スウェーデン | 50 | 220 | C,SE,B |
ノルウェー | 50 | 230 | C,SE |
デンマーク | 50 | 220 | C,B |
ハンガリー | 50 | 220 | C,SE |
ギリシャ | 50 | 230 | C |
ブルガリア | 50 | 220 | C,SE |
エストニア | 50 | 220~230 | B,C,SE |
クロアチア | 50 | 230 | C |
カザフスタン | 50 | 220 | C,SE |
ウズベキスタン | 50 | 220 | C |
中東
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
トルコ | 50 | 220 | C |
カタール | 50 | 240 | BF,D |
サウジアラビア | 50~60 | 220 | A,B,BF,C |
アフリカ
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
エジプト | 50 | 220 | C |
モロッコ | 50 | 220 | C,SE |
南アフリカ | 50 | 220~230 | B3L,C |
ケニア | 50 | 220~240 | B,B3,BF,C |
アメリカ・南米
国・地域 | 周波数(Hz) | 電圧(ボルト) | プラグのタイプ |
アメリカ合衆国 | 60 | 120 | A |
カナダ | 60 | 120 | A |
アルゼンチン | 50 | 220 | O2 |
ブラジル | 60 | 220 | C,N |
ペルー | 60 | 220 | A, C, SE |
メキシコ | 60 | 110 | A |
おもな海外旅行先のコンセント6選
Aタイプ

Aタイプは、日本でもおなじみ。平行な2本の平たい刃が特徴的なコンセント形状です。主に北米(アメリカ、カナダ)、中米、日本で使用されています。電圧は通常100-127Vで、アースピンがないシンプルな設計が特徴です。
小型の電化製品や充電器によく使われ、プラグは差し込みやすく取り外しもかんたん。ただし、アース機能がないため、大型電化製品には適していません。
Bタイプ

Bタイプは、Aタイプの基本構造に円柱状のアースピンを加えた形状です。主に北米(アメリカ、カナダ)、一部の中南米諸国で使用されています。電圧は100-127Vで、Aタイプと同じコンセントに差し込むことができます。接地ピンがあるため、大型家電や電気製品の安全な使用に適しています。
BFタイプ

BFタイプは、BタイプとFタイプの両方に対応できる汎用性の高いコンセント形状です。タイ、インドネシア、一部の中東諸国で見られます。2本の平たい刃と1本の丸いアースピン(Bタイプ)、そして2本の丸いピン(Fタイプ)の両方に対応できる構造になっています。このタイプのコンセントは、異なる電圧(110-240V)や周波数(50-60Hz)に対応可能で、国際的な電気製品の使用に適しています。
SEタイプ

SEタイプは、ヨーロッパを中心に使用されているコンセント形状です。2本の丸いピンと1本の接地ピンが特徴で、接地ピンはソケットから突き出しています。主にフランス、ベルギー、ポーランド、チェコなどのヨーロッパ諸国で見られます。
電圧は230V、周波数は50Hzです。プラグは、ソケットの接地ピンに穴があり、そこにコンセント側の接地ピンが入る仕組みになっています。Cタイプ(ユーロプラグ)とも互換性があるため、多くのヨーロッパ製の電気製品に対応できる利点があります。
Cタイプ

Cタイプは、ユーロプラグとしても知られ、ヨーロッパで一般的なコンセント形状です。2本の丸いピンが特徴で、接地ピンはありません。主にヨーロッパ大陸諸国(ドイツ、オランダ、スペイン、イタリアなど)、ロシア、多くの南米諸国で使用されています。
電圧は220-240V、周波数は50Hzが一般的です。プラグのピンの間隔は19mmで、薄型の設計が特徴です。多くのヨーロッパのホテルでは、このタイプのコンセントが一般的に見られます。
Oタイプ

Oタイプは比較的珍しいコンセント形状で、主にオーストラリアで使用されています。3つの丸いピンが三角形の配置になっているのが特徴です。電圧は220V、周波数は50Hzです。Oタイプは接地機能を備えているため、大型の電気製品にも対応しています。
オーストラリアを訪れる旅行者は、このタイプのコンセントに注意が必要ですが、多くのホテルや公共施設では、国際的な規格にも対応したマルチタイプのコンセントが設置されていることが増えています。
海外でコンセントが異なる場合は変換プラグ

海外で日本の家電を使うなら、変換プラグを持っていくと安心でしょう。高いものでも1000円あれば充分です。なお、変換プラグには2種類あり、特定のコンセントに対応した簡易型と複数のコンセントに対応したマルチ型です。
1か国しか行かないのであれば簡易型でも問題ありませんが、今後の海外旅行のことを考慮すると汎用性の高いマルチタイプをおすすめします。
種類 | 料金 | 特徴 |
簡易型 | 安い(100円~300円) | 特定のコンセントにのみ対応 |
マルチ型 | 高い(300円~800円) | 複数のコンセントに対応 |
海外旅行で変圧器は必要?要らない?

海外では電圧を気にしましょう。日本の電圧は100Vですが、多くの海外旅行先では220V~となります。そのため、日本の電化製品で100Vまでしか対応していない電化製品に220Vの電圧を流すことになるため、火災や破損につながり危険です。
そのため、変圧器を使うかどうかはお手持ちの電化製品が220Vまで対応できるかどうかを判断する必要があります。
海外の変換プラグを購入できる場所

変換プラグは多くのお店で取り扱いがあります。空港で購入するとコスパがよくありませんので、100円ショップなどお手軽に購入できる場所を探しましょう。おすすめする場所を、上から順に並べました。
- 100円ショップ
- インターネット通販(Amazon)
- ドン・キホーテ
- 家電量販店
- 空港の売店
- 海外のお店
海外の旅行先で使えるの?日本の電化製品
1.パソコン

海外旅行でパソコンの充電する場合、変圧器はほぼ必要ありません。なぜなら、ほとんどの機種が100V-240Vに対応しているからです。すべての機種が対応しているわけではありませんので確認は必要ですが、ほとんどのパソコンは220Vまで対応しています。C型あるいはSE型の変換プラグを差し込むだけで充電できます。
2.スマートフォン

次にスマートフォンの充電についてですが、こちらも変圧器は必要ありません。なぜなら、スマホ用充電器の多くは220Vまで対応しているからです。お手持ちのスマートフォンが海外旅行でも使えるかどうかは、充電器本体に対応している電圧の数字を確認してください。「100~240V」という表記があれば、海外旅行でそのまま充電できます。
3.ゲーム機

ゲーム機もほとんどが100V~240Vの電源に対応していますので、ベトナムでは変圧器は不要かもしれません。念のため、お手持ちのゲーム機の仕様をご覧ください。
例として、日本でも大人気のNintendo Switchは100V~240Vの電源に対応しております。ただし、海外での本体の故障や不具合は、保証やサービスは受けられません。心配な方は変換プラグと変圧器の持参をおすすめします。
4.ドライヤー・ヘアアイロン

ドライヤー・ヘアアイロンを充電する場合、海外対応品以外の場合は変圧器が必要です。一般的にドライヤー600~1,200Wと大きな電力を必要としますので、消費電力の2~3倍に対応する変圧器が必要です。できれば海外対応のものを用意する、もしくは現地のホテルで借りることをおすすめします。
海外旅行でコンセント不要で充電するワザ

海外旅行でコンセントの形状がどうしても合わない場合、USBケーブルを使用して充電する方法が便利です。一部の携帯電話などはUSBケーブルで充電可能ですので、ホテルや空港にはUSBポートを上手に利用して充電しましょう。変換プラグを使わずに充電できます。
また、移動中の充電にはモバイルバッテリーが安心です。これらは家電量販店で購入可能で、充電しながらの移動がかんたん。イザというときの電源確保に役立ちますし、変換プラグの必要性が減ります。
海外旅行先で気軽に充電できる場所3選

1.カフェ
海外旅行のカフェは気軽に充電できる場所がたくさんあります。多くのカフェでは無料Wi-Fiと共に席の近くに充電用のコンセントが設置されていますので、ゆったりとした雰囲気の中で携帯電話やタブレットの充電をしましょう。カフェ文化が盛んな海外旅行では、特に都市部に多くのオプションがあります。
2.大型ショッピングモール
海外の主要なショッピングモールには無料の充電ステーションを設置しています。モール内には様々なタイプの充電プラグに対応した充電ポートがあり、ショッピングや食事中に手軽に充電が可能。無料Wi-Fiの提供もあり、待ち時間も快適に過ごせます。
3.空港
海外旅行の主要空港では、多数の充電ステーションやコンセントが提供されています。待合室やラウンジエリアに充電用の設備が整っているため、飛行機の搭乗待ちの間にデバイスの充電が可能です。長時間のフライト前後に役立ちます。
海外旅行のコンセントに関するよくある質問

-
変換プラグや変圧器を忘れてしまったときは?
空港や家電量販店で変換プラグや変圧器を購入できます。また、ホテルによっては貸出サービスを提供している場合もあるので、宿泊先に確認してみると良いでしょう。
-
どうしても変圧器を持っていきたくない場合は?
多くの電化製品は変圧器なしで使用できます。製品の電圧範囲を確認し、海外旅行の220Vに対応しているかを事前にチェックしてください。
-
CとSEタイプはどっちを買うべき?
海外旅行ではCタイプとSEタイプの両方が一般的に使用されていますが、SEタイプが若干多く見られます。安全性を考慮し、両方に対応した変換プラグを選択するのが最善です。
-
変換プラグから火花が出るのはなぜ?
接触不良や電圧の不一致が原因で火花は起こります。変換プラグや電化製品が損傷していないか、正しく接続されているかを確認してください。火花が続く場合は使用を中止し、新しい変換プラグを使用しましょう。
そのほか、こちらの記事が参考になります。
→海外旅行の準備で必要なものは何?あると便利な物を解説
→【旅行会社が伝授】海外旅行でパスポートを安全に持ち歩く方法
→みんな海外旅行で現金はいくら持っていく?適正な金額を調査
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海外旅行先のコンセントに対応する変換プラグを用意しよう

海外旅行に行くなら、変換プラグを用意しましょう。パソコンやスマートフォンの充電なら変圧器不要で充電できるはずです。変圧器はほとんどの場合不要ですが、ヘアードライヤーを持参するなら持って行った方がいいでしょう。
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